堤防からのメバリングで狙うポイントを紹介します。

2022/05/30

how to メバリング メバリング講座

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メバルは、磯だけでなく、身近な堤防でも釣果があがり、引きも強く、食べてもおいしいターゲットです。そんなメバルをルアーで狙う釣り方がメバリングです。


メバリングで釣れたメバルとアジ

メバリングを始めたものの、こんな悩みはありませんか。

  • どこを狙えばいいかわからない
  • なかなか釣れない

メバリングは手軽に始められる釣りですが、堤防から適当に投げていても釣ることは難しく、ボウズで終わることもあります。本記事では、メバリング歴10年以上の管理者が堤防でのメバリングで狙うべきポイントとその狙い方を紹介します。

メバルの習性

メバルは、日本全国に広く分布していて、沿岸部の岩礁帯や藻場等に群れでいて、その食性は、肉食性で、小魚や甲殻類、アミ類、ゴカイ類をエサにしています。また、メバルは、普段は警戒心が強く、障害物のまわりに隠れて身を潜めています。しかし、夜間や潮流の変化などで活性があがると、障害物を離れ、群れで上を向いて浮き上がってくることがあります。そのため、活性の低い時は、障害物をタイトに狙う必要があり、逆に活性の高い時は、オープンなエリアでもアタッてきます。

メバルが釣れる時期

メバルは、適水温が12℃から16℃といわれており、釣れる時期は、地域によって異なりますが、11月頃から6月頃までです。産卵期は、1月頃で、産卵後の回復期である1月中旬頃から2月中旬頃が、最も釣りにくい時期にあたります。一方、回復期の後である3月頃から5月まで、産卵前の12月ころがもっとも釣りやすいハイシーズンにあたります。

堤防のメバリングのポイント

堤防では、メバルの活性が高い時以外は、何も障害物のない開けた沖に投げても、ほぼアタリはないでしょう。沖に、明確なポイントがある場合を除いて、基本はメバルは障害物についているので、以下に紹介するポイントを狙っていく方が釣れます。

堤防の岸壁

岸壁の様子

堤防の岸壁は、外海側も港内側も両方ポイントになるので、足もとにルアーを通しましょう。メバルは壁についているので、狙うのは壁のそばです。狙い方は、岸沿いにキャストするかルアーを引きながら歩くテクトロのいずれかです。キャストの場合は、表層、中層 、底近くで試してみて、アタリがなければ、少し移動して同じように試していくと良いと思います。同じコースを何度も投げる必要はなく、テンポ良く探った方が釣果が伸ばせると思います。

堤防の捨て石


海中に見える捨て石の様子


堤防は底に捨て石が積まれて、その上にコンクリートのケーソンがのせられているケースが多いです。岸壁から1m先くらいまで捨て石が入っていることが多いのですが、この捨て石にメバルはついています。メバルが潜んでいるところは、捨て石の隙間だったり、捨て石のキワだったりします。また、捨て石のところがかけあがりになっていることもあり、やはり、絶好のポイントと言えます。エサでメバルを釣るときは必ず狙われるポイントですが、メバリングで狙っている人は少ない印象です。狙い方は、ルアーを一旦ボトムまで落として、捨て石の上を通す感じです。捨て石の入っているところに対して斜めに投げると探れる範囲も広がります。

テトラ

テトラの様子


テトラは、隠れる場所も多いため、メバルのストックも多く、絶好のポイントになります。ここでも、沖に投げるよりも、なるべくテトラのキワを狙う釣り方になります。狙い方は、岸と平行に投げてテトラの表層を通したり、ルアーをテトラと海底の境目まで落として海中のテトラの上を斜めに巻き上げてきたりして狙います。テトラでやるときは、足もとでアタリがあることも多く、ルアーを海水からあげる寸前まで油断しないことが重要です。また、基本はラインを出さないようにドラグはきつめが良いと思います。テトラ帯は、どこの堤防にもありますが、テトラの大きさが小さい方が釣りやすいと思います。私が釣った尺メバルは、昼間把握しておいた海中にあるテトラのキワで喰わせました。テトラにのる時は、滑らない靴が必須です。磯用のスパイクシューズだと、ピンがテトラにひっかからないので滑ります。普通のスニーカーですが、靴の裏がハイパーVソールという滑らない素材で作られた日進ゴムの靴をオススメします。滑りません。


藻場

海中に見える藻の様子


メバリングのシーズンは藻が生えている時期でもあります。基本的にメバルは藻についていることが多く、藻場は良いポイントになります。藻場は、昼間に確認しておかないと把握が難しいため、秘密のポイントになりやすいです。また、藻が生える場所は、毎年だいたい同じ場所のため、一度把握したポイントは毎年、狙えるポイントとなります。狙い方は、藻の上や横を通す感じで釣ります。

潮目

潮目とは、水温や塩分濃度が違う海水の接しているところとか、流れの違うところとかで、漁港でも外海側で良くみられるものです。海面にスジのようなものが出来ていたり、泡や浮遊物が溜まっていたりします。潮目にはプランクトンがたまりやすく、小魚も集まりやすいので、メバリングに限らず、釣りのポイントとなります。ルアーの届く範囲に潮目ができていれば、潮目が消えたり、潮目が遠くに離れていく前にすぐに狙うことをオススメします。潮目にはメバルが群れでついていることが多く、はまればいいサイズが連発します。狙い方は、潮目を通すだけです。


潮目で釣れたメバル

潮目で連発しました。すべて20㎝以上です。

常夜灯

常夜灯は、誰からも分かりやすいため、叩かれまくっているポイントと言えます。明暗の境目を狙うといいと言われていますが、狙うべき明暗の境目は、足もとの岸壁でできた明暗部分です。


メバリングのポイント常夜灯の明暗の境目

メバルは暗い部分に潜んでいて、明るいところから暗いところにルアーがきた瞬間にバイトしてきます。ルアーの通し方は、明るいほうから暗い方へ通していくのが良いと思います。また、メバルがライズしていることも多いのですが、スレているため、ルアーは見切られることが多く、難しいポイントと言えると思います。

スロープ

漁港に設置されたスロープの様子


船を揚げて整備するところがスロープです。どこの漁港でも設置されていると思います。沖に向かってレールが入っているので、そこにメバルが付いています。また、スロープは、海底までスロープでつながっているわけではなく、途中で切れています。この切れ目の水中の壁にメバルがついています。港内でも良型が付いていることがあります。狙い方は、レールや切れ目などの障害物付近を通すのが良いと思いますが、付近に常夜灯が設置されていることも多く、その場合は、表層のただ巻きでも食ってきます。

堤防のメバリングのポイントの探し方

メバリングは、基本的にナイトゲームのため、夜間の釣行が多いと思いますが、行きたいポイントは、昼間の明るいうちに下見しておくと良いと思います。余裕があれば、大潮の干潮時に底の地形も確認しておいた方が、捨て石、藻場等の狙うポイントや深さなどの情報を把握しやすいと思います。特に冬とか春先の海の透明度が高く、波のない時に偏光サングラスで見ると、海の中の状況が良く見えます。偏光サングラスのレンズはtalexがオススメです。見え方が全然違います。

堤防のメバリングのポイントの考え方

ここであげているポイントは単独でも釣れますが、ポイントが重なる場所は、より釣れるポイントとなります。例えば、常夜灯があり、藻場があったりすると、そこは良いポイントになっています。複数の要素が絡み、要素が多いほど良いポイントといえるでしょう。メバルは水深が2mあればポイントとして成立すると思います。浅い場所でもポイントとしての要素があれば積極的に狙っていくと良いと思います。

まとめ

堤防のメバリングで狙うべきポイントとして、岸壁、捨て石、テトラ、藻場、潮目、常夜灯、スロープとその狙い方を紹介しました。堤防で釣りをする場合は、メバリングに限らず、漁師さんとトラブルにならないように注意しましょう。今回の記事が、参考になれば幸いです。

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 キャンプは、2010年にファミリーキャンプデビューしました。 釣りは 、子どもの頃から好きで、ハヤ釣りから始めバス釣り、フカセ釣り、メバリング、ショアジギなどエサ釣り、ルアー釣り問わずオカッぱりからの釣りをいろいろやってます。

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