からまん棒は、フカセ釣りで重要なアイテムです。これがないと、キャストして仕掛けがなじむまでにウキに仕掛けがからまります。そのため、主な役割は、その名のとおり、ウキとオモリ、ハリスの絡みを防止することです。
からまん棒の使い方
からまん棒を使うときは、ウキ止めのゴムを2つつけ、そのゴムにからまん棒を刺して固定します。こうすることで、ウキ止めのゴムがウキのストッパーの役割を果たして、ウキがゴム管より下にはいかなくなります。
一般的な遊動ウキ仕掛けでは、竿先に近い方から、ウキ止め糸(ウキ止めゴム)、シモリ玉、スナップ付きサルカン(シモリペット)、ウキ、からまん棒、中通しオモリ、サルカンという順番になります。
からまん棒は、ウキがオモリやサルカンに干渉しないようにするためのアイテムなので、道糸につける位置もオモリやサルカンからウキの長さ以上に離れる場所につける必要があります。
からまん棒を使うメリット
仕掛けのからみ防止
通常の遊動式のウキフカセ釣りの仕掛けのからみを防ぎます。ウキが、円錐ウキの場合は、糸がらみが少ないので恩恵はあまりないかもしれません。しかし、棒ウキでは、使わない場合の糸がらみがはるかに多いため、絶大な効果があります。
ウキのストッパー
全層釣法(全遊動釣法)では、ウキから針までの間にサルカンをつけずに直結する場合があります。その時は、からみ防止ではなくウキが針までさがってくることのないように、仕掛けの途中にからまん棒をつけてストッパーとして使います。
ウキのロストを抑える
根掛かりで仕掛けが切れる場所は、ハリスか道糸とサルカンの結束部が多いと思います。サルカンと道糸の結び目で切れてもからまん棒があることで、ウキの損失を抑えられることがあります。
仕掛けの浮き上がりを抑える
風や潮流が強い時は道糸が引っ張られ、仕掛けが狙った深さを維持できないことがあります。そういう時は、からまん棒の上のゴムを潮受けタイプに変更することで、仕掛けの浮き上がるのを抑えることができるようになります。
意外なからまん棒の使い方
からまん棒は、ストッパーの役割を果たせます。
例えば、アジング、メバリングでキャロやフロートを使ったリグの場合、どうやってフロートやキャロを止めますか?
サルカンを使いますか?
カラマン棒を使えばストッパーになります。キャロからのリーダーの長さも簡単に調節できるようになります。
からまん棒の代用品
子どもの頃、棒ウキを使った遊動ウキでチヌ釣りをやっていました。当時、からまん棒はまだ市販されていなかったので、へら釣りなどで使うウキ止めのゴムを逆につけて、つまようじを指していました。今でも同じようなウキ止めのゴムにつまようじをさせば代用できます。
まとめ
からまん棒の使い方と使った時のメリットを紹介しました。また、ライトゲームのキャロやフロートを止める使い方を紹介しました。この使い方を知っていると、他の仕掛けやリグでも応用が利くことがあります。この記事が楽しい釣りの一助になれば幸いです。
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