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2025/07/18

泳がせ釣りの針の選び方 大きさは?種類は?状況に応じて最適な針の選び方を解説します。

泳がせ釣りで針の種類や大きさを選ぶ時には、次のことを頭にいれておくこと必要があります。


・釣り針は活きエサにとっては、針そのものの重さが負担になります。針が大きくなって軸が太くなったり、仕掛けで使う針の本数が増えたりすると、活きエサが弱りやすくなります。

・釣り人的には、針が大きいほど針の軸が太くなり、針が伸ばされてバレることなく魚を取り込めます。また、1本針の仕掛けよりも2本針の仕掛けの方が、フッキングしやすくなります。

アジの泳がせ釣りで釣ったクエ


活きエサが元気に泳ぐこと(針が小さい)と魚が釣りやすいこと(針が大きい)は、相反することになるので、どこでバランスをとるのかが重要で悩ましいところです。

泳がせ釣りでは、上の2点を基本にして、その他の判断材料も加えて、針の大きさや種類、本数を決定していきます。

その他の判断材料は、活きエサの種類と大きさ、メインターゲットの魚とのファイト、メインターゲットの魚のバイト、活きエサの確保状況 です。

順番に解説します。


活きエサの種類と大きさ

活きエサの種類

活きエサには、様々な小魚が使われますが、種類によって生命力にちがいがあります。

泳がせ釣りのエサとして、ポピュラーなアジは、タフで弱りにくいです。そのため、他の魚種に比べて、大きめの針を使っても大丈夫です。

一方で、イワシは最も弱りやすい活きエサです。アジと同じような針を使うとすぐに弱ります。

小サバやサッパはアジよりも弱く、イワシよりも強いエサです。活きエサの弱りにくさで針の大きさをどうするのかを検討します。


泳がせ釣りの活きエサであるアジ


活きエサの大きさ

活きエサは大きいほど弱りにくいです。大きさ的には15㎝を超えるくらいから、負担が増えても丈夫になります。

しかし、活きエサが大きくなれば、一口で飲み込めないことがあります。

特にヒラメは、最初のバイトは噛みついただけで、魚が弱るまで待って飲み込むため、活きエサが大きいと針の本数を増やして2本針にした方がフッキングしやすくなります。また、孫針をトリプルフックにするのもアリです。

活きエサは、小さい方が飲み込まれやすくフッキングしやすいですが、体力がないためすぐに弱ります。小さいエサには、なるべく小さく、軸の細い針がよいでしょう。

針を選ぶ時は、活きエサの大きさを考慮する必要があります。


メインターゲットの魚とのファイト

ヒラメは、瞬間的に強烈な引き込みはありますが、全体的には常に走るわけではないため、ドラグをきかせながらのやり取りが良いと思います。なので、針は細軸でも大丈夫です。

また、ブリも走りますが、ドラグをきかせてのファイトでOKなので、そこまで太軸にしなくていいです。

それに対して、ヒラマサとカンパチ、クエやアコウは、フッキングしたら根に走っていくので強引なファイトが必要です。ドラグロックのガチ勝負なので、太軸にしないと針が伸ばされます。

針を選ぶ際には、メインターゲットの魚とのファイトの状況を考慮に入れる必要があります。


アジの泳がせ釣りで釣ったヒラメ



メインターゲットの魚のバイト

青物などの吸い込み系のバイトですぐに飲み込む魚がメインターゲットであれば、1本針です。

しかし、ヒラメのように噛みつき系のバイトで一口で飲み込まない魚や、吸い込み系でもすぐに飲み込まないマゴチのような魚は、2本針が良いです。

メインターゲットのバイトがどのようなタイプなのか、飲み込むまでの時間はどれくらいかを考える必要があります。


アタリがあって派手に竿が曲がった時、すぐにアワセたほうがいいのか、悩みますよね。魚種によって、竿の曲がり方やラインの出方に違いがあります。魚種ごとの特徴やアワセのタイミングについて下記記事にまとめています。よろしければご覧ください。


活きエサの確保状況

活きエサをたくさん確保できている場合、追加で現地調達しやすい状態であれば、活きエサが弱ってもすぐに補充できるので、針を太く、本数を多くしても大丈夫でしょう。活きエサに負担かかって、弱っても交換できるので、フッキングややり取りを重視してよいと思います。

活きエサを元気に活かしておくコツをまとめています。よろしければごらんください。


オススメの針

じゃあ結局、何がオススメなんだ?

ということで、私の針選びの基準を紹介します。

最優先は、活きエサの確保状況を考慮すべきですが、ここではマズメ時に十分なエサを確保できている前提での選び方です。

活きエサのアジが15㎝以上の大きさであれば、がまかつチヌ針8号を親針、孫針に丸セイゴ16号の2本針とします。ヒラマサとクエ狙いの場合は、チヌ針10号の1本針とします。


アジが10~15㎝くらいで主にヒラメ狙いであれば、丸セイゴ16号、丸セイゴ14号の2本針とします。青物狙いだと、丸セイゴ16号の1本針とします。


アジがそれ以下だと丸セイゴ14号の1本針とします。

まとめ

泳がせ釣りの針の選ぶ時に考えるポイントを解説しました。悩ましいですが、全体的に活きエサの弱りにくさを優先するか、フッキングしやすさ、バレにくさを優先するかになると思います。この記事が皆さんの針を選択する際の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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